
今回は、ワコーズ RECS を自分で施工する方法を解説します。
RECS公式ホームページには、『取り扱い施工店での施工が必要です。専門知識が必要な業務用商品のため、一般販売はしておりません。』と書かれています。
確かに、近所のカー用品店やホームセンターには売っていませんでしたので、筆者はネットで購入しました。
昨年8月に買い替えた筆者の愛車のVOXY(ZRR80W)ですが、走行距離が24,300kmを超えました。
RECSは10,000㎞ごとに施工するのが効果的とブログに書いている自動車販売整備店さんもいらっしゃいます。
前の愛車のVOXY(AZR60G)に施工しようと思って買っていたRECSが家にありましたので、今回はDIYで施工してみました。

買い替える前のVOXY(AZR60G)のために購入して1年以上放置していたワコーズ RECSをやっと開封しました。
本記事を読むと、
- RECS洗浄液、注入器の入手方法のオススメ
- RECS洗浄液をVOXY(ZRR80W)に注入する方法
- RECS洗浄液の注入時に注意すること
- RECS洗浄液を注入後にすること
- RECS施工後にした方が良いこと
がわかります。
本記事を見てご自分で施工される場合は、自己責任でお願いします。
RECS洗浄液と注入器を入手する


注入器を自作する方法がわからなかったので、注入器付きの300mlのものをPayPayフリマで購入しました。
300mlのはずが、なんと250mlしか入っていませんでした。
皆さんがRECS洗浄液を小分けにしているものを購入する場合は、早く開封して内容を確認してくださいね。
今回は到着から1年以上経っていたため、諦めてそのまま使うことにしました。
買い替え前のVOXY(AZR60G)は排気量2,000㏄の直噴エンジンだったため、注入量の目安のとおり300ml使う予定で購入したのですが、今のVOXY(ZRR80W)は直噴エンジンではないため、250mlだと多すぎます。
走行距離が2万キロを超えているし、少しだけ残っても仕方がないので、今回は全部使うことにします。
筆者は、ヤフオクやPayPayフリマでは、出品の評価が多くて高い出品者さんだと概ね信用してしまいます。



1リットルは多すぎると思って、小分けにして販売している出品者さんから購入しましたが、よもやよもやでした。
また、ネットで探せば安く売っているところもありますが、あまり安すぎるのは詐欺の可能性が高いので注意が必要です。


筆者は、次回からは、RECS洗浄液はAmazonで購入することにします。


開封したセットに入っていたのはこんな感じ。(画像にある軍手と白い突っ張り棒は別で用意したものです。)
- RECS洗浄液(小分けにしたもの)
- 注入器本体(トルネードタコ管、注入ホース、流入調整コック、燃料ホース、容器など)
- 異径コネクター2種類(内径3~5.5mmを5~9mmに変換・内径5~9mmを8~14.5mmに変換)
- 結束バンド(長いもの3本、短いもの3本)
- アダプターホース3種類(内径6mm・8mm・10mm)
- 取扱説明書
RECS洗浄液は、170mlと80mlと2つの容器に小分けにしてありました。(合計250ml)
注入器はワコーズの純正品ではなく、出品者さんの自作品です。


購入した注入器本体の構成部品を調べてみたところ、ほとんどの部品はホームセンターやAmazonなどでも入手できそうですが、画像のタコ管の入手方法が不明でした。




楽天にRECS注入器を扱っているお店がありましたが、これも純正品ではないようです。
2023年5月時点では、ヤフオクで買うのが最も安価(2,000円程度)で入手できますので、自作する手間を考えるとオススメです。(RECS洗浄液とセットのものもあります。)
インテーク負圧取出し口のホースを外し、注入器のホースを接続する
あらかじめネットで調べておいた狙い目の場所に注入器のホースを接続していきます。


80系VOXYの場合はここのホース(チャコールキャニスターホース)を外して接続します。




手でぐりぐりしながら引っ張ると外れます。


固着して動かない場合は、ホースプライヤーを使うと良いでしょう。




注入器のホースを取り付けます。このとき接続するホースが柔らかくて長い場合は、負圧で潰れることがありますのでホースの長さには注意が必要です。
容器にRECS洗浄液を入れ、注入器をインテークより高い位置に取り付ける
RECS洗浄液の注入量の目安は、以下のとおりです。
- 排気量~1,000ccまで → 100cc
- 1,000cc以上 → 排気量×0.1cc
- 直噴エンジンや汚れのひどい場合 → 排気量×0.15cc
VOXYの場合は、排気量は2,000㏄なので200ccが適量ですが、今回は持っている250cc全部を使うことにします。


容器にRECS洗浄液を入れます。
このとき容器の蓋を締め込むと密封状態になり、容器を押すとRECS洗浄液が出てしまうので、完全には締め込まず、2mm程度浮かせるようにします。




結束バンドを使って、注入器をボンネット内側の金具に吊るします。
このとき、流量調整コックは90度(全閉じ)の状態になっていることを確認します。
エンジンをかけ、エアコンをオフにし、RECS洗浄液を注入する
エンジンをかけ、エアコンをオフにし、回転数を高めにしてRECS洗浄液を注入していきます。




100均の突っ張り棒で約2000回転をキープできるようにセットします。
(今回は作業に不慣れで途中から2,000回転にしたため、アイドリング状態の時間帯が半分以上あると思われます。)
アイドリング状態で注入すると、吸入速度が遅いため、RECS洗浄液が下に落ちて溜まってエンジンに入っていかないそうです。


バルブを徐々に開いて、注入量を調整します。
注入速度の目安は、ワコーズのマニュアルには
- 軽自動車~1,500ccまで → 50~70ml/10分
- 1,500cc~2,000ccまで → 70~100ml/10分
- 2,500cc~以上 → 100ml~150ml/10分
と書かれています。(超わかりにくい!)
点滴20滴で約1mlなので、2,000ccの場合は、1分あたりに換算すると、7~10ml(140滴~200滴)となります。
つまり、1秒あたり2.33滴~3.33滴が目安ということです。
購入した商品のマニュアルには、『1秒で1~2滴程度になるように調整してください。速すぎるよりは遅すぎる方がいい』と書いてありました。
点滴がポタポタ落ちるという感じではなく、糸を引くように吸われていく感じになるので、1秒で何滴落ちているかを数えるのも難しかったのですが、1秒で4~5滴は出ている感じがしました。
RECSの速度調整は難しいです。途中で何度も調整し直しました。
今回は30分程度でほぼRECS洗浄液は無くなりました。(ちょっと注入スピードが速すぎたかも。)
吸わなくなって容器の底に残った10ml程度のRECS洗浄液は、後で元のボトルに戻します。
注入が終了したら、エンジンを停止し、器具を取り外して車両側のホースを元どおりに復元します。
徐々にレーシングを行い、白煙が出なくなるまで残ったRECS洗浄液を排出する
エンジンを始動し、インテークマニホールド内に残ったRECS洗浄液を排出していきます。


エンジンを始動し、徐々に空ぶかし(レーシング)をします。
筆者がアクセルを最初に踏んだときは、画像の10倍は白煙がモクモクと出て(サイドミラーに写っている範囲がほぼ全部真っ白になりました。)、めちゃくちゃ驚きました。(アクセルを強く踏みすぎたのかも?)
その後も、しばらく白煙は止まりませんでした。
白煙がほとんど出ないのが成功らしいので、これは失敗でしょうか?
白煙は、インテークマニホールド内に残ったRECS洗浄液をウォーターハンマー現象が起きないように排出しているだけで、汚れが排出されているのではないということです。
今回は白煙が大量にモクモクと出てしまいましたが、次回からは以下の点に気を付けたいと思います。
RECS施工時に注意するポイント
- 注入量は、排気量×0.1cc (入れすぎに注意!)
- 注入時は、エンジン2,000回転を維持する (アイドリングではダメ!)
- 注入スピードは1秒間に2滴 (速すぎるのはダメ!)
最後に
RECSの施工作業は終わりましたが、汚れ落としはこれから走行時の燃焼と共に行われます。
RECS施工後の初回のガソリン給油時に燃料添加剤フューエルワンを1本入れるとより効果的です。


燃料添加剤を入れたガソリンを使い切った後に、エンジンオイルを交換します。
燃料添加剤を入れない場合でも、RECS施工1~2週間後にはエンジンオイルを交換します。
汚れが多い時は、オイルフィルターもあわせて交換することをオススメします。
本記事が、VOXY(ZRR80W)にワコーズ RECSを施工する方の参考になれば幸いです。
それでは!