本屋さんで「これ面白そう!」って思って買った本なのに、いざ読み始めてみたら全然頭に入ってこない…。そんな経験、ありませんか?
最初はワクワクして読み始めたはずなのに、途中で「えっ?何の話だっけ?」ってページを戻したり、つい他のことを考えてしまったり。買ったからには最後まで読まなきゃって思うけど、正直つまらないし読み進めるのがつらい…。
そんな「読みにくい本」との向き合い方について、今回は私の実体験を交えながら、どうやったら読書がもっと楽しくなるかをお話ししていきますね。
「読みにくい本」ってどんな本?
まずは、「読みにくいなぁ」と感じる本の特徴について、ちょっと整理してみましょう。全部が当てはまるわけじゃないけど、思い当たること、きっとあるはず。
◆言い回しや文体が自分に合わない
私が学生の頃、歴史小説にハマろうと思って手に取った一冊。けっこう有名な作品だったんだけど、登場人物の背景や当時の政治情勢の説明がとにかく長くて…。しかも言葉づかいが古風で難しくて、読み進めるのがすごく大変だったんです。
読んでる途中で「あれ、今これ誰の話?どこで何してるの?」って混乱して、結局何度も読み返すはめに。集中力が試されまくりで、疲れちゃいました。
逆に、言葉が分かりやすくてテンポのいい小説だと、もう夢中で読み進めちゃって、気づいたら一晩で読破しちゃった…なんてことも。

やっぱり、自分に合う文体や言葉づかいってすごく大事ですよね。
◆予備知識が必要なタイプの本
ビジネス書や専門書にありがちなのが、知らない言葉がたくさん出てくるパターン。
たとえば、「ROI」とか「ベンチマーク」とか「スキーム」なんて言葉がズラ〜っと並んでると、読んでても頭の中に「???」が浮かびまくり。
いちいち調べながら読まないといけないのがストレスで、「なんでこの本選んじゃったんだろう…」と後悔しちゃうこともありますよね。
こういう本は、あらかじめ「この部分だけ読もう!」とか「知識の補足になる範囲で」って目的を絞って読めば、ちょっと気がラクになりますよ。
◆単純に、内容がつまらない
これが一番つらいかもしれない…。
ストーリーがなかなか進まない、登場人物に感情移入できない、書いてあることが当たり前すぎて「それ知ってるし…」って思っちゃう。そんな本に出会うこと、たまにありますよね。
でも、つまらないと思った本をムリに読まなくても大丈夫。ちょっと時間を置いてから再挑戦すると、意外とスルスル読めたりすることもあります。



「今はこの本を読むタイミングじゃないんだな」って思って、一度手放してみるのもアリです◎
「読みにくい本」を楽しく読むためのヒント


じゃあ、そんな読みにくい本を、どうやったらもっと気楽に読めるようになるのか?ここからは私なりの対処法をご紹介します♪
◆最初から全部読もうとしなくていい!
これ、私が一番伝えたいことかもしれません。
本って、別に最初から順番通りに読む必要はないんですよね。目次をパラッと見て、気になるところから読んでみる。それだけでずいぶんラクになります。
ビジネス書やハウツー本なんて、まさにこのスタイルがぴったり。目新しいキーワードだけ拾い読みするだけでも、意外と役立つ情報が得られます。
小説だったら、ラストを先に読んでみるのもアリ。結末を知った上で、「あ、こうやって展開していくんだ〜」って逆算しながら読むと、意外と面白いんです。



読みたい部分だけつまみ読み。それで充分、本のエッセンスは味わえます!
◆まずは解説書からチャレンジ
知らないジャンルの本を読むときは、いきなり本格的な内容に飛び込むよりも、入門書や解説本から入る方が圧倒的にラク!
私は一度、哲学書に挑戦したくてカントの本を買ったんですけど、ページをめくって3分でギブアップ(笑)
そのあと、漫画で分かる哲学シリーズを読んだら、めちゃくちゃスムーズに理解できてビックリ!
専門的な内容こそ、マンガやイラスト入りの本から始めると、知識がスルスル頭に入ってきますよ。
「いきなり難しい本を読まなくちゃ!」って思わなくていいんです。ステップアップ式に読んでいくことで、いつか難解な本も自然と読めるようになります♪
◆積読(つんどく)を楽しもう!
「買ったけど読んでない本」がどんどん増えていく…。これって読書好きあるあるですよね。
でも、「積読」って決して悪いことじゃないんです!
私も昔、とあるビジネス書を読もうとしたけど、専門用語が多すぎて全然意味が分からなくて、一旦ギブアップしたことがあります。
ところが数年後、ふとその本を手に取って読み直してみたら…あれ?普通に読める!内容も理解できてる!
きっとその間にいろんな本を読んだり、経験を積んだりして、自然と知識の土台ができてたんでしょうね。
だから本って「今は読めなくても、いつか読めるようになるもの」なんだなって思いました。



読書って、ちょっとずつ積み重ねていくものなんだなって実感しています。
自分の「好み」を知ることも大切
「読みにくい本」に当たらないようにするには、そもそも自分の好みを知っておくことも大事!
たとえば、
- ストーリー重視?それとも情報重視?
- フィクション派?ノンフィクション派?
- イラスト入りが好き?文字だけでもOK?
こんなふうに、いくつかの項目に分けて自分の「好き」を整理しておくと、本選びがグッとラクになりますよ。
あと、いろんなジャンルにチャレンジしてみるのもおすすめ。最初は「合わないかな?」って思ってたジャンルでも、意外とハマることもあるんです。
私は昔、エッセイってあんまり読まなかったんですけど、友達にすすめられて読んでみたら、ゆる〜い文章がすごく心地よくてハマっちゃいました!



本屋さんに行ったときは、ちょっと時間をかけて、ピンとくる一冊を探してみてくださいね。
読書はもっと自由でいい!


最後に。
「読みにくい本」って、決してダメな本じゃないし、自分に合わなかっただけなんですよね。
それに、本って完読することが目的じゃなくて、「自分にとって必要なものを受け取る」ことが大事だと思うんです。
だから、気になるところだけ読んでもOK。途中でやめてもOK。時間をおいてからまた読んでもOK。
自分のペースで、本と向き合っていけばいいんです。
- 「全部読まなくてもいい」
- 「解説から入ってOK」
- 「積読も立派な読書体験」
- 「自分の好みを知るって大事」
読書って、本来とっても自由なもの。肩肘張らず、もっと気楽に楽しんでいきましょう!