はじめに:DIY初心者がまず知っておくべきこと

DIYを始めたいけど、どんな工具を揃えればいいの?
こんな疑問を持つ人は多いと思います。
私自身も最初は「とりあえず100均の工具でいいかな」と思っていました。ところが実際に作業してみると、すぐにネジが空回りしたり、板がうまく切れなかったりして大苦戦…。
そこで改めて DIY初心者に必要な基本工具を厳選 して揃えたところ、作業効率も仕上がりのキレイさも全然違いました。
この記事では、私の体験を交えながら 「DIY初心者が最初に揃えるべき基本工具」と「あると便利なアイテム」 を紹介します。
DIY初心者に必要な工具は大きく3種類
まず、DIYでよく使う工具は大きく分けて次の3種類です。
- 測る・印をつける工具(メジャー、差し金、鉛筆など)
- 切る工具(のこぎり、ジグソー、カッターなど)
- 組み立て・固定する工具(ドライバー、インパクトドライバー、金づちなど)
これらが揃っていれば、簡単な棚や収納ボックスづくりならすぐに取りかかれます。
基本工具① 測る&印をつける道具
メジャー(必須度★★★★★)
DIYでは「正確に測る」ことがとても大事です。特に板をカットする際、1mmでもずれると組み立て後にガタつきの原因になります。
- 選び方:3.5m以上測れるタイプがおすすめ(家具DIYで活躍)
- 体験談:100均のメジャーはすぐ壊れて失敗…。2,000円前後のしっかりしたものを買ったらストレス激減。


タジマのコンベックスは、品質が良いのでオススメです。
差し金(さしがね)(必須度★★★★☆)
直角や平行を測るときに便利。棚や箱を作るなら必須です。


シンワの差し金は、めっちゃいろんな種類がありますが、家具作りに使うなら、「50㎝ 表裏同目 8段目盛 ㎝表示」がオススメです。
基本工具② 切る道具
手のこぎり(必須度★★★★☆)
- メリット:電動工具より安くて気軽に使える
- デメリット:慣れるまでは真っ直ぐ切るのが難しい
のこぎりの刃には、木目と平行に切る縦挽刃(目が粗い)と、木目に対して直角または交差して切る横挽刃(目が細かい)があります。
縦挽と横挽を間違えると、ノコの性能がでないし、刃が傷みますので気をつけてください。


片刃の替え刃式で、縦挽きと横挽きのどちらでも使える刃がついています。替え刃は3枚セットの方がお手頃価格です。


両刃(縦挽きと横挽きの2種類の刃が付いてる)の替え刃式。縦挽きは専用なので切るのが早いです。


片刃の替え刃式。細工用で細かい刃なので、切断面が綺麗です。刃が薄いから、曲がらないようにノコの背に補強の板(胴)が付いています。


アサリがない(=刃が左右に飛び出していない)小さな替え刃式。これを使うと、木材の上を滑らせて切っても傷がつきません。
ジグソー(電動のこぎり)(必須度★★★☆☆)
- メリット:曲線カットができる。板の加工がスムーズ
- デメリット:音が大きく、粉が散る
👉 初心者は 手のこぎり+必要に応じてジグソー という組み合わせがおすすめです。


高儀のコード式ジグソーは、初心者でも手軽に使えるし、お手頃価格だからオススメ。コンパクトでパワフルな切れ味も魅力的です。
基本工具③ 固定する道具
プラスドライバー(必須度★★★★★)
DIYの超基本。家具の組み立てや金具の取り付けに必須です。


プラスやマイナス以外のドライバーもセットになった商品がオススメ。
先端をいろんな形や大きさに変えられる特殊ドライバーセットを1つ持っていると、いざというときにとても便利です。
インパクトドライバー(必須度★★★★★)
初心者が最初に感動する工具かもしれません。
予算に余裕があるなら、バッテリーの電圧が高いものを選ぶことをオススメします。
- メリット:スピード・確実性が抜群
- デメリット:価格が高め、音が大きい
- おすすめ度:★★★★★(必須級)
👉 私は手回しで挫折したあと、インパクトを導入して「作業が10倍速くなった」と実感しました。


HiKOKI(ハイコーキ)の18VのDIYモデルです。丸ノコもHiKOKI(ハイコーキ)の18Vでそろえたい場合はオススメです。


入門用にオススメのHiKOKI(ハイコーキ)の10.8VのDIYモデルです。軽くてとても扱いやすいです。
あると便利なDIYサポートアイテム
基本工具に加えて、作業を快適にする便利アイテムもあります。
- クランプ:板を固定して両手が使えるので作業効率アップ
- サンダー:断面をきれいに整えられる。ヤスリがけの時短に最適
- 作業台:腰に優しく、正確で安全な作業が可能


ボッシュのプロ仕様、コード式のオービダルサンダー。
プロ仕様とDIY仕様の価格差がほとんどないから、機能がたくさんあるプロ仕様がオススメ。
独自の吸塵システムで粉塵があまり舞わないし、低振動設計で振動も少ないから、使いやすいです。
初心者が最初に揃えるべきおすすめ工具セット
工具 | 用途 | おすすめ度 |
---|---|---|
メジャー | 採寸 | ★★★★★ |
差し金 | 直角出し | ★★★★☆ |
手のこぎり | 木材カット | ★★★★☆ |
プラスドライバー | 基本の組立て | ★★★★★ |
インパクトドライバー | ネジ締め効率化 | ★★★★★ |
クランプ | 材料固定 | ★★★★☆ |
👉 予算が限られているなら、「メジャー・ドライバー・のこぎり」 の3点セットから始めてもOK。
工具を揃えるときのポイント
- ホームセンター:実物を手に取って選べる
- ネット通販:セット商品や口コミ比較がしやすい
- レンタルサービス:電動工具は買う前にレンタルで試すのもおすすめ
DIY初心者が失敗しないためのコツ
- 小さい作品から始める(収納箱・棚板など)
- 木材はホームセンターのカットサービスを利用
- 軍手や保護メガネを必ず準備して安全第一
- 失敗も経験!次の作品に活かす気持ちで取り組む


電動工具を使うときは、「普通の軍手」は工具の回転する部分に絡まって危険だから、絶対にNGです。
オススメの作業手袋は、ショーワグローブの組立グリップ。洗濯するとグリップ力が元どおりになるんだ。
まとめ:DIYは「基本工具」から始めよう
DIYを成功させる秘訣は、最初に必要な道具をしっかり揃えることです。
- 測る道具(メジャー・差し金)
- 切る道具(のこぎり・ジグソー)
- 固定する道具(ドライバー・インパクトドライバー)
この基本セットがあれば、初心者でも棚や収納ボックスづくりに挑戦できます。
さらにクランプや作業台を追加すれば、効率がグッと上がります。
👉 最初は失敗しても大丈夫。正しい工具を味方に、DIYの楽しさを体験してください!