車のフロント部分にある小さな補助灯「スモールランプ(車幅灯)」は、夜間や夕暮れ時に自車の位置を知らせる重要なライトです。
「スモールランプ」と呼ばれるほか、「ポジションランプ」とも呼ばれます。
今回は、スモールランプをLEDに交換する方法を、DIY初心者の方にもわかりやすく解説します。

私の愛車「ヴォクシー(AZR60G)」を例に、実際の交換手順を写真付きで紹介していきます
スモールランプ交換のメリット
明るさと視認性の向上
純正のハロゲンバルブと比べて、LEDは白く明るい光を放つため、夜間の視認性が向上します。
長寿命で経済的
LEDは消費電力が少なく、寿命も長いので、交換頻度が減って経済的です。
見た目のドレスアップ
LED特有の白色光は、車の印象をスタイリッシュに変えてくれます。
交換前に確認しておくこと
バルブの種類を確認
多くの国産車のスモールランプは「T10型」のバルブを採用していますが、車種によって異なる場合もあります。
必ずバルブ適合表で確認してから購入しましょう。




今回購入したLED電球はこんな感じです。
バルブの種類は「T10」です。
バルブ適合表で調べてご自身の車に合うものを買いましょう。


LEDの極性に注意
LEDにはプラスとマイナスの極性があるため、逆に取り付けると点灯しません。
取り付け後は必ず点灯確認を行いましょう。
必要な道具と準備
スモールランプの交換は基本的に工具不要でできますが、以下を用意しておくとスムーズです。
- 車に適合するLEDバルブ(左右セットで購入がおすすめ)
- 軍手(バルブの熱や汚れ防止)
- 懐中電灯(暗い場所での作業時に便利)
スモールランプ交換手順【ヴォクシーの場合】




右の純正の車幅灯が切れましたので、これを機会にLEDに交換しました。
見た目は片方に2個ずつ付いているように見えますが、反射しているだけです。
左右1個ずつですので、2個セットを購入すればOKです。
ここからは、実際の交換手順を細かく解説します。
1. ボンネットを開ける
- 運転席足元付近にあるボンネットオープナーレバーを引きます。
- ボンネット中央付近にあるロックレバーを探し、押しながら持ち上げます。
- サポートロッド(支え棒)を立てて、ボンネットを固定します。


2. ヘッドライト裏のソケットを探す


右側(運転席側)のヘッドライト裏を覗くと、車幅灯のソケットがあります。


形状は丸みを帯びた四角い樹脂製で、電線が繋がっています。
3. ソケットを取り外す


ソケットを反時計回りに回し、


手前に引き抜きます。
このとき、力を入れすぎないよう注意しましょう。
4. 古いバルブを外す


T10バルブはまっすぐ引き抜くだけで外せます。


ただし、直前まで点灯していた場合は熱くなっている可能性があるので、必ず冷えてから作業してください。
5. 新しいLEDバルブを取り付ける


購入したLEDバルブをソケットに差し込みます。
LEDは極性があるため、差し込んでから必ず点灯確認を行いましょう。
- 点灯しない場合 → 一度抜いて180度回転させて差し込み直します。
6. ソケットを元に戻す
点灯確認ができたら、ソケットをヘッドライト裏に差し込み、時計回りに回して固定します。
7. 左側も同じ手順で交換
助手席側もほぼ同じ位置にソケットがあります。
同様の手順で交換しましょう。


助手席側もほぼ同じ位置にソケットがあります。
同様の手順で交換しましょう。
LEDスモールランプ交換の注意点
車検適合品を選ぶ
明るすぎたり、色が青すぎるLEDは車検に通らないことがあります。
必ず「車検対応」や「保安基準適合」と記載された商品を選びましょう。
自己責任で作業を行う
DIYでの交換は自己責任となります。
不安な場合は整備工場やディーラーに依頼してください。
まとめ
スモールランプ(車幅灯)の交換は、初心者でも10〜15分程度でできる簡単なDIYです。
LED化すれば、見た目も機能性も向上し、夜間走行が快適になります。
今回紹介した手順を参考に、安全に作業してください。
「スモールランプ 交換」はDIYデビューにも最適な作業なので、ぜひチャレンジしてみてください。
それでは、また!