うちの車、最近ワイパーがうるさいんだよなー
私のはスジ状の線が残ったり、吹きムラがあるんだよねー
ワイパーの交換って自分でできるのかなー?
DIYで交換して節約できたらいいなー
ワイパーって種類がいっぱいあって、どれを選べばいいかわからないよー
ワイパーを交換したいけど、このように考えている人は多いのではないでしょうか。
筆者は、令和4年の夏に令和2年式の中古のヴォクシー(ZRR80W)を購入しましたが、納車時からワイパーのビビリ音(引っかかる音)がうるさいのが悩みでした。
購入店が直してくれないので自分でワイパーブレードを交換しましたよ
本記事では、80系ヴォクシー・ノア・エスクァイアのフロントガラスのワイパーブレード、ワイパーゴムの交換方法の解説と、おすすめ商品のご紹介をします。
本記事を読むと、わかることは以下のとおりです。
- ワイパーの種類(3種類)
- ワイパーゴムの種類(4種類)
- ワイパーの選び方
- オススメのワイパー(Amazon評価ランキング順)
- ワイパーブレードを取り外す手順
- ワイパーをブレードごと交換する手順
- ワイパーゴムだけを交換する手順
- ヴォクシーにフラットワイパーを取り付ける手順
- フラットワイパーのゴムを交換する手順
ワイパーの種類
「ワイパー」は、形状によって主に以下の3種類に分けられています。
- トーナメントワイパー
- デザインワイパー
- フラットワイパー
まずは基礎知識として、種類ごとに確認していきます。
トーナメントワイパー
トーナメントワイパーは、多くの車種で一般的に採用されているワイパーブレードです。このタイプは、大きなフレームに複数の小さなフレームが組み合わさっており、トーナメント表のように枝分かれした形状をしています。このワイパーは骨格の強度が高く、多くの曲面を持つガラスを効果的に拭き取る能力が高いのが特徴です。ただし、無骨なデザインなので、愛車の外観にこだわる方には適していないかもしれません。
主な特徴は、
- 骨格の強度が高い
- ゴムに均一に力をかけることができる
- 一般的な形状のワイパー
- 曲面のフロントガラスにきちんと沿ってくれる
性能は優れており、価格も手頃ですが、デザインは非常にシンプルです。仕事で使う車をお探しの方や、見た目にこだわりがない方にぴったりです。
デザインワイパー(エアロワイパー)
名前のとおり、デザイン性を重視したものが、デザインワイパーです。
わが家のヴォクシーZS煌Ⅱに最初から付いていたのもこのタイプでした。
主な特徴は、
- デザイン性を重視したワイパーで、トーナメント型ワイパーよりも見た目がスッキリしている
- サビが目立ちにくい
- 掃除は比較的しやすい
デザインワイパーは高価ですが、トーナメントワイパーのような骨格部分が見えないデザインで、車との一体感があります。性能も良く、ワイパーにこだわりたい人にお勧めです。
フラットワイパー
フラットワイパーは、1999年にボッシュが開発・製品化した商品です。
日本でも高性能のフレームとゴムが一体になったブレード型ワイパーが評価され、そのシェアが急速に拡大しています。
主な特徴は、次のとおりです。
- トーナメントワイパーよりも、拭き取り性能が高い
- フレーム全体がフロントガラスの曲面に対してしなってフィットする
- 高速走行時にワイパーの浮き上がりを防止できる
- スプリング形状の軸をゴムで覆っているため、部品を繋げる金属部分が少なく、サビによる劣化が起こりにくい
取り付けフックの部分は共通なので、デザインワイパーやトーナメントワイパー標準装着車もフラットワイパーに交換することができますよ
でも、ゴムだけを交換できなくて、コスパが悪いんじゃない?
トーナメントワイパー・デザインワイパーではゴムを交換することが一般的ですが、実はフラットワイパーもゴム(リフィール)を交換できる商品があります
ただし、ブレードとゴムが完全に一体化したフラットワイパーで、ゴムのみの交換ができない商品もありますので、選ぶ際は注意が必要です。
こちらのフラットワイパーは、ワイパーゴム(リフィール)の交換ができます。
ワイパーゴムは主に4種類
次にワイパーのゴムについて解説します。
代表的なワイパーのゴムには、スタンダード、グラファイト、撥水、雪用の4種類があり、それぞれ異なる特性を持っています。
以下にそれぞれの特徴と注意点をまとめました。
スタンダードワイパー
- 特徴: 最も一般的で基本的なタイプ。多くの自動車メーカーが新車購入時に装着しています。
- 特長: 標準的な雨天時の使用に適しており、一般的な価格帯で入手可能です。
- 注意点: 交換時期を定期的にチェックし、劣化や摩耗が見られたら早めに交換しましょう。
グラファイトワイパー
- 特徴: ゴム部分に炭素粒子の「グラファイト」を含んでいます。
- 特長: グラファイトの効果により、ガラスとの摩擦が軽減され、雨天時の視界が向上します。また、グラファイトがゴムの寿命を延ばす役割もあります。
- 注意点: 過度の圧力や擦り過ぎにより、グラファイトが剥がれる可能性があるため、優しく扱いましょう。
撥水ワイパー
- 特徴: ワイパーを動かすことにより、ガラス面に撥水コーティングが施されます。
- 特長: ガラス面に撥水コーティングを別途に施す必要がありません。
- 注意点: コーティングが劣化すると効果が低下するため、定期的なメンテナンスが必要です。
雪用ワイパー
- 特徴: 寒冷地や雪の多い地域向けに設計されています。
- 特長: 強靭な素材で作られており、雪や氷を効果的に除去する能力があります。寒冷地の厳しい条件下でも頑丈に作動し、視界を確保します。
- 注意点: 極端な気温下での使用にも耐えられるよう、耐久性が求められますが、定期的な点検とメンテナンスが必要です。
これらの注意点を考慮しながら、適切なワイパーゴムを選択し、安全なドライブを心がけましょう。
ワイパーの寿命と交換頻度
一般的に、ワイパーゴムの寿命は6ヶ月から1年、ワイパーブレードの寿命は1年から2年程度です。定期的な点検を行い、ヒビや劣化が見られたら交換を検討しましょう。
また、使用状況や気候条件によっても異なりますが、一般的には年に1回の交換が推奨されます。適切なメンテナンスと交換を行うことで、安全なドライブを実現できます。
交換のサインの例
- 変な音がする
- ワイパーを使った時にスジができる
- ワイパーの動きが鈍い
- 雨の日に使いづらさを感じる
- 水はけが良くない
- ワイパーブレードが錆びたり色あせたりしている
- ワイパーゴムを手で触ってみると、弾力がなく硬い
- ワイパーゴムが裂けたり、ひび割れている
このようなサインに気がついたら、早めに交換する必要があります。
ワイパー交換は自分でできる?
ワイパーは基本的には安全のための重要な装置です。そのため、劣化する前に定期的に交換することが非常に重要です。
ワイパーのつくりは難しくないので、自分で簡単に交換できます。
お得に交換できますので、ぜひチャレンジしてみましょう。
コストを抑えたい場合は、自分で交換する
ワイパーの交換は、一般的に難易度が高いわけではありません。
ほとんどの人が、自分で交換することができるでしょう。
ただし、初めから誰にでもできる簡単な作業ではありません。
自分の車に適したワイパーを見つけることから始め、器用でない人は取り付けに苦労するかもしれません。
しかし、自分で交換する最大の利点は、工賃が不要で、費用はワイパー代だけで済むことです。
ワイパーの選び方
セルフ交換を試みた人々からは、「ワイパーの購入が交換作業よりも手間だった」という声がよく聞かれます。
確かに、先程から述べているように、ワイパー交換の難易度はさほど高くありません。
ワイパーにはさまざまな種類があり、誤った商品を購入してしまい取り付けられないという経験談もよく耳にします。
失敗を避けたい場合は、ワイパーを購入する前に、以下の要点をチェックすることをお勧めします。
車の型式・年式から選ぶ
ワイパーを選ぶ際には、すべてのワイパーが同じではありません。車の型式や年式など、重要な項目を事前にチェックすることが必要です。
カー用品店やホームセンターなどのワイパーコーナーには、車種別の適合表が用意されています。同じ車種でも年式によって適合するワイパーが異なる場合があるため、車検証を確認しながら選ぶことが大切です。
もちろんインターネットでも検索できます。
nwbの検索はこちら(nwb公式サイト)からどうぞ。(新しいタブで開きます)
PIAAの検索はこちら(PIAA公式サイト)からどうぞ。(新しいタブで開きます)
SOFT99の検索はこちら(SOFT99オンラインショップ)からどうぞ。(新しいタブで開きます)
あなたの車に合うワイパーを選ぶことが重要です。適切なワイパーを選ぶことで、運転中の視界を確保し安全なドライブを実現できます。
純正品なのか、市販品なのかで選ぶ
インターネット上では、自分でワイパーを交換した人たちの体験談が多く共有されています。
その中で、特に多かったのがワイパーが純正品なのか市販品なのかということでした。
フロントのワイパーのブレードが市販品であったり、リアが純正品であったりすることに気付かず、同じメーカーのワイパーゴムを買ってしまい、片方が合わなかったというケースが報告されています。
ワイパーを購入する前に、今ついているワイパーをよく観察することが重要です。
わからない場合は、ワイパーブレードごと交換してしまうことも一つの方法です。このような配慮をすることで、交換作業がスムーズに進み、不必要な手間や費用を避けることができます。
ブレードを選ぶ際の注意点
ブレードの選ぶ際には「自分が何を優先するのか?」をハッキリさせておくことが大切です。
コストで選ぶのか、ビビリ音や不快な音が極力しない高性能なブレードを選ぶのかによって、メーカーも値段も絞られてくるはずです。
またワイパーのブレード(本体)ごと交換する場合は、アームとの接続がきちんとできるのかを確認するようにしてください。
ワイパーゴムを選ぶ際の注意点
ワイパーゴムを選ぶ際には、長さが特に重要です。
長さが適していなければ、せっかく購入しても無駄になってしまいます。
カー用品店やホームセンターのワイパー売り場には、自分の車に適したワイパーゴムが確認できる冊子が置いてあります。
お店のスタッフに聞いても良いですし、車検証を確認しながら型式と年式を商品と照らし合わせてみると良いでしょう。
80系ヴォクシー・ノア適合ワイパーゴム・ワイパーブレードのおすすめ人気ランキング
ワイパーを交換する際は、ブレードごと交換するか、ゴムだけを交換するかのパターンがあります。
まずは、純正のワイパーブレードのゴムだけを替えても良いですし、思い切ってブレードごと替えるのも良いですね。
定期的に交換するものなので、気軽に色々な商品を試してみると良いでしょう。あまり深く悩む必要はありません。
80系ヴォクシー・ノアに対応するフロントガラス用ワイパーブレード・ワイパーゴムを、雪用、2本セットなどを除き、Amazonのレビューの評価順のランキングにしました。
さまざまなメーカーから多数販売されていることから、ワイパーブレードはかなり需要の高いものとなっていることがわかります。
どうぞ商品選びの参考にしてください。
おすすめワイパーブレード(運転席側)
ワイパーの交換は簡単で、自動車部品店やオンラインで購入できます。安全な運転のために、定期的なワイパーの交換を心がけましょう。
以下は、運転席側ワイパーブレードのAmazonレビューの評価順のランキングです。
第1位 NWB(エヌダブルビー) デザインワイパー 700mm Uクリップ D70
国内カーメーカー純正採用率No.1のNWB(現デンソーワイパシステムズ、旧日本ワイパブレード)のデザインワイパー(運転席側用)です。
第1位 PIAA ワイパー ブレード 700mm エアロヴォーグ 超強力シリコート 特殊シリコンゴム 1本入 呼番83 WAVS70
独自のシリコンオイルを配合した日本製の特殊シリコンゴムを採用したデザインワイパー(運転席側用)です。
第1位 PIAA ワイパー ブレード 700mm 超強力シリコート 特殊シリコンゴム 1本入 呼番83 WSU70+SH-9
PIAA独自のシリコンオイルを配合した最高品質シリコンゴムを採用したトーナメントワイパー(運転席側用)です。
第1位 ソフト99(SOFT99) glaco(ガラコ) ワイパーブレード ガラコワイパー パワー撥水ブレード PBー14 自動車用撥水ワイパー 長さ650mm
注:純正品より寸法が短くなります。
第5位 BOSCH(ボッシュ) ワイパー ブレード エアロツイン J-フィット 700mm AJ70 オールシーズン対応 国産車用
こちらは、ボッシュのフラットワイパー(運転席側用)です。ワイパーゴムが劣化したら、専用の替えゴム(リフィール)と交換できます。
第5位 PIAA ワイパー ブレード 700mm スーパーグラファイト グラファイトコーティングゴム 1本入 呼番83 WG70+SH-9
PIAAのトーナメントワイパーブレード(運転席側用)です。ゴムはPIAAが厳選した劣化に強い天然ゴムにグラファイト粒子とモリブデン粒子のダブルコーティング仕様でビビリの無いスムーズな拭きを実現。
第7位 PIAA ワイパー ブレード 700mm エアロヴォーグ グラファイト グラファイトコーティングゴム 1本入 呼番83 WAVG70
PIAAのデザインワイパーブレード(運転席側用)です。ゴムはPIAAが厳選した劣化に強い天然ゴムにグラファイト粒子とモリブデン粒子のダブルコーティング仕様でビビリの無いスムーズな拭きを実現。
第8位 PIAA ワイパーブレード mm 【クレフィットエアロ】 メーカー品質のグラファイトコーティングゴム 替えゴム交換可能 1本入 呼番98 CFAG70
PIAAのデザインワイパー(運転席側用)です。ゴムはグラファイトコーティングゴム仕様です。
第9位 BELLOF(ベロフ) ワイパー ブレード グラファイト 700mm デザインワイパー スタイルフィット GDW700
おすすめワイパーブレード(助手席側)
以下は、助手席側ワイパーブレードのAmazonレビューの評価順のランキングです。
第1位 NWB(エヌダブルビー) デザインワイパー 350mm Uクリップ D35
国内カーメーカー純正採用率No.1のNWB(現デンソーワイパシステムズ、旧日本ワイパブレード)のデザインワイパー(助手席側用)です。
第2位 BOSCH(ボッシュ) ワイパー ブレード エアロツイン J-フィット 340mm AJ34 オールシーズン対応 国産車用
ボッシュのフラットワイパー(助手席側用)です。ワイパーゴムが劣化したら、専用の替えゴム(リフィール)と交換できます。
第2位 NWB(エヌダブルビー) グラファイトワイパー 350mm Uクリップ G35
国内カーメーカー純正採用率No.1のNWB(現デンソーワイパシステムズ、旧日本ワイパブレード)のトーナメントワイパー(助手席側用)です。
第2位 PIAA ワイパー ブレード 350mm クレフィットプラス グラファイトコーティングゴム 1本入 呼番3 CFG35
PIAAのトーナメントワイパー(助手席側用)です。ゴムはグラファイトコーティングゴム仕様です。
第5位 PIAA ワイパーブレード 350mm 【クレフィットエアロ】 メーカー品質のグラファイトコーティングゴム 替えゴム交換可能 1本入 呼番88 CFAG35
PIAAのデザインワイパー(助手席側用)です。ゴムはグラファイトコーティングゴム仕様です。
おすすめワイパーゴム
以下は、ワイパーゴムのAmazonレビューの評価順のランキングです。
第1位 BOSCH(ボッシュ) ワイパー替えゴム エアロツインJ-フィット(+) リフィール 750mm AJ75R
ボッシュのフラットワイパー エアロツインJ-フィット(+) 用の替えゴムです。
自分で任意の長さに切って使えます。
第2位 ソフト99 glaco ワイパー替えゴムガラコワイパー パワー撥水 NO.133(運転席側)
- 濃縮ガラコ配合。ワイピングするだけで驚異の雨ハジキ。
- 新開発のグラファイトコーティングでシャープな払拭性能。
- 耐熱性、耐候性、耐寒性、耐薬品性に優れた特殊シリコーンゴムを採用。
第2位 ソフト99 glaco ワイパー替えゴム グラファイト超視界 Gー133 (運転席側)
- ゴム表面の超微細なグラファイト粒子により、不快なビビリ・鳴きが激減しスムーズなワイピングを実現。
- 弾力性に富んだ高級天然ゴムを採用、水滴をスパッと拭き取る。
第4位 NWB(エヌダブルビー) 車用 デザインワイパー対応 グラファイト 替えゴム 700mm DW70GN (運転席側)
本品は新車時に装着されているメーカー純正品(デザインワイパー)に準じた形状のブレードラバー運転席側です。金属レールは付属していません。純正ワイパーの金属レールを再利用してください。
第4位 NWB(エヌダブルビー) 車用 デザインワイパー対応 グラファイト 替えゴム 350mm DW35GN (助手席側)
本品は新車時に装着されているメーカー純正品(デザインワイパー)に準じた形状のブレードラバー助手席側です。金属レールは付属していません。純正ワイパーの金属レールを再利用してください。
第6位 PIAA ワイパー替えゴム 700mm (運転席側)
純正デザインワイパーブレード用 替えゴムの運転席側です。この商品には「金属レール」は付属していませんので、純正の金属レールを取り外して使用してください。。
第6位 PIAA ワイパー替えゴム 350mm (助手席側)
純正デザインワイパーブレード用 替えゴムの助手席側です。この商品には「金属レール」は付属していませんので、純正の金属レールを取り外して使用してください。
ワイパーゴム・ワイパーブレードの交換に使う道具
- マイナスドライバーまたは内張りはがし
- タオル
素手でも作業はできますが、今回はマイナスドライバーの先端に養生テープを巻き付けたものを使いました。
養生テープが無ければ、セロハンテープを何重かに巻きつけてもOKです。
内張りはがしを使うと、傷がつかないのでマイナスドライバーよりもいいかもしれません。
また、タオルがあると万が一の場合のガラスのキズ防止になります。
ワイパーアームがフロントガラスにあたって傷がつかないように、タオルを使っての作業をおすすめします。
ワイパーの交換方法
次にご紹介するのが「ワイパーの交換方法 」です。
交換方法は、大きく2つの方法に分けられます。
- ワイパーゴムのみを交換する
- ワイパーブレードごと交換する
どちらも自分でできる作業ですが、ゴムのみの交換の方が簡単というわけではありません。
ワイパーの状態をチェックして、本体ごと交換するのか、ゴムだけ交換するのかを決めましょう。
ワイパーブレードを取り外す手順
ワイパーゴムのみの交換であっても、ワイパーブレードを取り外した方が作業がしやすいです。
そのため、
- ワイパーゴムのみの交換
- ワイパーブレードごと交換
のいずれの場合も、途中までの手順は同じです。
(ワイパーブレードを外さずにワイパーゴムを交換する場合は、その限りではありません。)
交換作業に取り掛かる前に、ワイパーにどのような問題があるかを目視で確認しましょう。
今回の筆者の場合は、ワイパーブレード、ワイパーゴムのいずれも見た目の異常は確認できませんでしたので、最初にゴムのみを交換してみました。
しかし、ゴムの交換をした後も、ビビリ音が完全には直りませんでしたので、結局はワイパーブレードごと交換することになりました。
まず、ワイパーがフロントガラスに触れるあたりにタオルを置いてください。
このようにしておくと、作業中に一度立てたワイパーアームがもし倒れても、フロントガラスが傷つくのを防げますので、安心して作業ができます。
次に、ワイパーアームを立てる際は、不十分な立て方ではすぐに戻ってしまう可能性があるため、アームがしっかりと動かなくなるまで丁寧に立ててください。
ワイパーアームからワイパーブレードを取り外していきます。
まず、ワイパーアームとワイパーブレードの結合部分をよく観察します。
このワイパーブレードは、カバー付きUクリップタイプです。カバーなしのUクリップタイプもあります。
最初に、このカバーを外します。
少し硬いですが、指をひっかけて上にひっぱると外れます。
筆者は爪が短くて無理だったため、マイナスドライバーに養生テープを巻いてカバーの隙間をこじって外しました。
ワイパーブレードのクリップのカバーが外れたら、ワイパーブレードをワイパーアーム方向へスライドさせます。
スライドさせたら、ワイパーアームとワイパーブレードを分離させることができます。
とれました。(o^∇^o)ノ
ワイパーブレードを取り外したら、ワイパーアームを寝かせておきます。
アームが倒れてフロントガラスがキズついてしまうのを防ぐために、タオルなどをフロントガラスの上に置き、アームをその上に寝かせておくと安心です。
ワイパーブレードごと交換する手順(トーナメントワイパー&デザインワイパー)
古いワイパーブレードを取り外した後は、新しいワイパーブレードをワイパーアームに取り付けます。
トーナメントワイパーもデザインワイパーも純正のワイパーとほぼ同じ構造のため、取り外したときと逆の手順で取り付けるイメージがしやすいと思います。
今回は、交換前後の違いが分かりやすいように、デザインワイパーをトーナメントワイパーに交換しました。
アームのU字フック部分に、ワイパーブレードのクリップ部を合わせて、奥まで差し込みます。
必ず「カチッ」と音が鳴るまで押し込んでください。
カバー付きUクリップの場合は、カバーが開いた状態で、アームのU字フック部にクリップ部を合わせて、カチッと音が鳴るまで差し込んでから、カバーを閉じます。
取り付け後は、上下に揺らしてみて、動かないことを確認しましょう。
きちんと取りつけられたら、ワイパーブレードの交換は完了です。
ワイパーゴムのみを交換する手順(トーナメントワイパー&デザインワイパー)
次は、ワイパーゴムのみを交換する方法です。
ゴムだけを交換する場合、ブレードを取らずに交換できますが、外した方が力が入れやすいため楽に交換できます。
初めての場合や、慣れるまでは外してゴム交換をしましょう。
ブレードの外し方は、前述の「ワイパーブレードを取り外す手順」をご覧ください。
ワイパーゴムには、片側にストッパー部があります。
これはゴムがずれないように引っ掛けるためのものです。
ストッパー部に引っかかって取り外しにくいですが、強めに引っ張ることでゴムがスライドしてブレードから引き抜くことができます。
ワイパーをしっかり持ち、ワイパーゴム後端をつかみ、引き抜きます。
引き抜いたワイパーゴムから金属レールを取り外します。
取り外したワイパーゴムには、金属レールが2本ついています。
この金属レールは新しいワイパーゴムに使用する場合があります。
金属レールが付属されていないワイパーゴムを使う場合は捨てないように注意してください。
また、金属レールには取付向きがあるので注意しましょう。よく見ると、金属レールとワイパーゴムがぴったり合うような形になっています。
取り付ける前に、新しいワイパーゴムをチェックしてください。
金属レールが付いているタイプと付いていないタイプがあります。
新しいゴムに金属レールがついてる場合はそのまま、金属レールが付いていない場合は、古いワイパーゴムから移植します。
ワイパーゴムを取り付ける際は、引き抜いたワイパー後端部分から、溝に沿って差し込みましょう。
ワイパーブレードごと交換する手順(フラットワイパー)
デザインワイパーブレードの取り外し方は、前述の「ワイパーブレードを取り外す手順」をご覧ください。
フラットワイパーブレードの取り外し方は、これから解説する取り付け方の逆の手順ですので、説明は省略させていただきます。
取り付け方は、BOSCH(ボッシュ) エアロツインJ-フィット(+) の場合でご説明します。
BOSCH(ボッシュ) エアロツインJ-フィット(+) には大きなカバーがついています。
まずカバーを開け、カバーの穴を、アームのU字フックの先端から下に通します。
次に、クリップ部をU字フックに、カチッと音が鳴るまで差し込みます。
最後に、カバーを閉じます。
動画で確認したい方はボッシュの公式YouTube動画をどうぞ。
ワイパーのゴムを交換する方法(フラットワイパー)
BOSCH(ボッシュ) エアロツインJ-フィット(+) の場合で説明します。
替えゴムはフリーカット750mmの商品、1種類のみです。
エンドキャップロックを指で押さえながら、矢印の方向へスライドさせます。
すると、ゴムの部分だけ取り出せます。
ゴムをつまんで、引き抜いてください。
替えゴムをエンドキャップ側から挿入します。
線の位置(一番奥から5mm程度手前)までスライドさせます。
替えゴムのエンドキャップ外側で切断します。
ゴムを奥まで押し込んでください。
エンドキャップロックをスライドさせ、「パチッ」と音がするまで確実にロックしてください。
交換作業終了後、ワイパーをためしに動かしてみる
交換後は安全に使えることを確認しましょう。
実際にワイパーを動かしてみて、問題なく使えることを確認できたら、交換作業は完了です。
まとめ-トヨタ80系ヴォクシー・ノアのフロントガラス用ワイパーブレード・ゴムおすすめ20選と交換方法
今日は、トヨタ80系ヴォクシー・ノア・エスクァイアのフロントガラス用ワイパーブレード・ゴムのおすすめ20選と交換方法を紹介しました。
雨の日の事故率は、晴れた日と比べて4倍から5倍にも上がると言われています。その一因が視界の悪さです。定期的なワイパーゴムのメンテナンスで安全運転を心がけましょう。
交換作業自体は非常に簡単です。ディーラーやカーショップでやってもらっても、DIYでやっても内容に大きな差はありません。自分で交換すると、雨の日のドライブが少し楽しくなりますよ。