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物置を1人で解体して移動してみた|中型物置の解体・移設をDIYでやった実体験

中型物置を自分で解体して敷地内移動する前の状態
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先日、自宅の敷地内で中型サイズの物置を1人で解体し、別の場所へ移動させました。

悩んでいる人

物置の解体って大変そう

悩んでいる人

1人でできるの?

と不安に思う方も多いと思いますが、結論から言うと、条件さえ整っていれば意外となんとかなります

この記事では、実際に私が体験した

  • 物置の解体作業
  • 移動(移設)までの流れ
  • やってみて大変だった点、注意点

を、これから物置の解体や移動を考えている方向けに、できるだけわかりやすくまとめました。


目次

物置を自分で解体・移動するメリットとデメリット

まずは、物置を自分で解体・移動するメリットとデメリットを整理してみます。

メリットデメリット
解体・移設費用を大幅に抑えられる
自分の都合の良いタイミングで作業できる
構造を理解でき、再組み立てがスムーズ
処分ではなく「移動」なら物置をそのまま使える
時間と体力が必要
作業中のケガのリスクがある
地面づくり(基礎調整)が意外と大変

業者に頼めば楽ですが、費用はそれなりにかかります。
今回は「敷地内の別の場所へ移動」だったため、自分で解体・移設する選択をしました。


物置の解体にかかった時間の目安(実体験)

中型物置を1人で解体している途中の状態
中型物置を1人で解体している途中の状態

一般的には、中型サイズの物置の解体は
『1~3時間(2人作業)』が目安と言われています。

私の場合は1人作業でしたが、

  • 解体作業自体:およそ2時間弱
  • 移設場所の整地作業:それ以上に時間がかかった

という感じでした。

T部長

特に後述する植木の伐採・伐根作業が、一番体力を使いました。


物置解体前に準備したもの

物置の解体と移動作業に使う工具を準備した様子
物置の解体と移動作業に使う工具を準備した様子
物置の解体と移動作業に使った説明書
物置の解体と移動作業に使った説明書

今回の作業で用意したものはこちらです。

  • 物置の組み立て説明書
  • ラチェットレンチ(10mm)
  • ドライバー
  • 作業用手袋

今回の中型物置の場合は使いませんでしたが、物置の大きさによっては、この他に脚立も必要です。
今回解体した物置はボルトやナットが全くサビていなかったため、力を入れなくてもスムーズに外せました。
説明書を見ながら作業したことで、ボルトの位置や数が事前に把握できたのも大きかったです。


物置の解体手順(実際にやった流れ)

① 中の棚をすべて取り外す

物置を解体する前に中の棚をすべて取り外した状態
物置を解体する前に中の棚をすべて取り外した状態

まずは物置の中を空にし、棚を外します。
棚は引っ掛け式のものが多く、持ち上げるだけで外れる場合もあります。

② 屋根から解体する

物置の屋根を解体して取り外した状態
物置の屋根を解体して取り外した状態

物置の解体は必ず上からが基本です。
壁から外してしまうと、屋根が不安定になり危険です。

また、廃棄処分する場合とは異なり、移設する場合は、壊さないようにすべての部品を取り外さなければいけません。
説明書を確認しながら、左右対称のボルトを順番に外していきました。

③ 壁パネルを順番に外す

物置の壁パネルを順番に解体して外した順番
物置の壁パネルを順番に解体して外した順番

壁は一気に外さず、倒れない順番を意識して解体します。
内側のボルトやピンを外し、1枚ずつ慎重に取り外しました。

④ 床を外して解体完了

物置解体で床部分だけが残っている状態
物置解体で床部分だけが残っている状態

最後に床部分を外して、物置の解体は完了です。
ここまでの作業自体は、思っていたよりもスムーズでした。


一番大変だったのは「物置の移動前の準備」

物置移設前に植木の根を掘り起こしている伐根作業
物置移設前に植木の根を掘り起こしている伐根作業

解体よりも大変だったのが、移設先の整地作業です。

移設予定の場所には、南天の植木が生えていました。
そのため、事前に

  • 植木の伐採
  • 根を掘り起こす伐根作業

を行いましたが、これが想像以上に重労働でした。
正直、この作業が一番疲れました。


物置を移動するための地面づくり

あぜ板400を垂直に埋め込んで植木の根が侵入しないようにした様子
あぜ板400を垂直に埋め込んで植木の根が侵入しないようにした様子
物置を移動するために真砂土を入れて整地している作業
物置を移動するために真砂土を入れて整地している作業
物置移動前に防草シートを敷いてコンクリートブロックを配置した様子
物置移動前に防草シートを敷いてコンクリートブロックを配置した様子

伐根後は、以下の手順で地面を整えました。

  1. あぜ板を使って植木の根が広がらないように仕切る
  2. 真砂土を入れる
  3. しっかり踏み固める
  4. 防草シートを敷く
  5. コンクリートブロックを水平に配置

特に重要なのが、コンクリートブロックを水平に置くことです。
ここがズレると、物置の歪みや扉の開閉不良につながります。

水平器を使いながら、何度も微調整しました。
この作業は地味ですが、かなり気を使いました。


解体した物置を敷地内で移動・再設置

移動先で物置の床部分を設置した様子
移動先で物置の床部分を設置した様子
解体した物置を敷地内で移動して再組み立てしている途中
解体した物置を敷地内で移動して再組み立てしている途中

今回は処分ではなく、自宅敷地内の別の場所への移動だったため、

  • 解体したパーツを近くまで運ぶ
  • 新しい基礎の上で再度組み立てる

という流れでした。

説明書があったおかげで、組み立ても迷うことなく完了。
解体時に「どこに使われていたボルトか」を把握していたので、再組み立てもスムーズでした。


物置の解体・移動をやってみた感想と注意点

敷地内移動後に再設置が完了した中型物置
敷地内移動後に再設置が完了した中型物置

実際にやってみて感じたポイントをまとめます。

  • サビていない物置なら、1人でも解体は可能
  • 説明書は必須。捨てていなければ必ず確認
  • 解体よりも「移動前の準備(整地)」が大変
  • 水平出しは妥協しないこと
T部長

「物置の解体と移動」は大仕事に感じますが、工程を分けて考えると、1つ1つは難しくありません。


まとめ|物置の解体・移動は計画次第でDIY可能

自分で解体して移動した物置の完成後の全体写真
自分で解体して移動した物置の完成後の全体写真

中型サイズの物置でも、

  • 状態が良く
  • 説明書があり
  • 無理のない範囲で作業すれば

自分で解体して移動することは十分可能だと感じました。

これから物置の解体や移動を考えている方の参考になれば嬉しいです。
安全第一で、無理のないDIYを楽しんでください。


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