浴室をリフォームしてから5年ちょっとでシャワーの先からポタポタ水が止まらなくなる症状が発生しました。
丸一日風呂桶に溜めていると結構な量になります。
仕方がないので修理をすることにします。
わが家の浴室の水栓はグローエ(GROHE)54470です。
ネットで調べると、どうやらこの症状の場合はアクアディマーという水の切り替えと水量を調節する部品(グローエ公式HP)を交換すれば直りそうです。
業者に修理を依頼すると6万円くらい掛かるという情報がありました。高い!
交換方法がマニュアルに載っていなくて詳細な手順は不明ですが、右側の吐水切り替えハンドルを外せば中の部品(アクアディマー)を交換できそうな感じです。
というわけで、DIYで修理することにします。
本記事を読むと、
- グローエ(GROHE)54470の止水栓の位置と開閉方法
- 吐水切り替えハンドルの外し方
- アクアディマーの交換方法
- アクアディマー交換だけで直らない場合、他に何を交換すればよいか
がわかります。
交換部品を注文する
部品はネットショップで売っていましたので、すぐに発注。
グローエのアクアディマーには右ハンドル用と左ハンドル用の2種類がありますので、間違えて購入しないように気を付けてください。
筆者は右ハンドル用(品番12433000)を注文しました。(左ハンドル用は品番47364000)
筆者が購入した時は、税込6945円(送料別750円)でした。
ヤフーショップで注文して、届くまでに5日掛かりました。
ちなみに、左ハンドル用のアクアディマーはこちらです。
部品が到着するまでは止水栓を締めて待つ
届くまでは浴室に細めのマイナスドライバーを置いておき、お風呂に入るたびに止水栓を開け閉めしていました。
止水栓の操作方法はマニュアルに書いてありました。
説明のメインは逆止弁のストレーナの清掃方法のようですが、まだ一度もしたことがないです。今度やってみようかな。
交換に必要な道具
それでは、アクアディマーの交換について解説します。
使用する工具は、3つだけです。
- 大きめのマイナスドライバー
- 細めのマイナスドライバー
- モンキーレンチ
たったこれだけです。
アクアディマーを交換する手順
止水栓を締める
まずは、細めのマイナスドライバーで湯側・水側の止水栓(二か所)をしっかり締めて、湯水が出ないことを確認します。
吐水切り替えハンドルを外す
向かって右側の吐水切り替えハンドルを外します。
マイナスドライバーなどでこじって銀色の丸い樹脂製のカバー(キャップ?)を外します。樹脂なので、傷を付けないように慎重にしてくださいね。
カバーが外れると中にネジが見えます。
ネジを大きめのマイナスドライバーで外し、吐水切り替えハンドルを手で軽く引っ張って外します。
画像は吐水切り替えハンドルが外れた状態です。
故障したアクアディマーを取り外す
白い部品と黒い部品を手で軽く引っ張って外すと、アクアディマーが見えます。
ぱっと見はあまり汚れていないように感じます。
アクアディマーをモンキーレンチで外します。
めちゃくちゃ固く締め付けられていましたが、モンキーレンチで左に回すと難なく外れました。
アクアディマーが外れたら、水栓本体から引き抜きます。
アクアディマーの交換だけで水漏れが直らない場合は?
アクアディマーを引き抜いた奥には混合筒という部品が見えています。
アクアディマーの交換だけで水漏れが直らない場合は、この混合筒も引き抜いて新品に交換すると直る場合があります。
(ただし、部品が奥まっていて引き抜きにくいのと、混合筒を交換しても直らない場合もありますので、自己責任でお願いいたします。)
これが混合筒です。
今回はアクアディマーの交換だけで直りましたので、混合筒は必要ありませんでした。
アクアディマーの新旧比較
故障したアクアディマーと新品の比較です。
じっくり見てみましたが、汚れてはいるものの、どこがどう壊れているのかはよくわかりません。
見た目ではよくわかりませんでしたが、パッキンが劣化しているのでしょうかね?
新品のアクアディマーを取り付ける
アクアディマーの取り付けはとても簡単でした。
ねじ込んで、モンキーレンチで締めるだけです。(右に回すと締まります。)
その他の部品を元どおりに戻す
あとは取り外したときと逆の手順で、白黒の部品と、吐水切り替えハンドル、ネジ、丸い銀色のカバーを元どおりに戻せば完了です。
白黒の部品と吐水切り替えハンドルの取り付けの際に、カチッと音が鳴るところで水が止まるように微調整するのが少し難しいです。
修理完了
最後に、止水栓を元どおりに全開にして終了です。
アクアディマーの交換により、完全に水漏れは直りました。
本記事がグローエ浴室水栓の水漏れ故障で困っている方のお役に立てれば幸いです。
それでは!