今回は、車でドコモのLTE回線を使ってWi-Fiが使い放題になるWi-Fiルーター「カロッツェリア DCT-WR100D」の話題です。
筆者は、2021年の4月に購入して、6月から契約し、快適なドライブを楽しんでいます。
スマホがギガが少ないプランでも、車でデータ通信量を気にせずにWi-Fiが使い放題なのは本当に便利です。
このたび2年が経過し、初めてUIMカードの更新をしました。
本記事では、「カロッツェリア DCT-WR100D」のUIMカードの購入と更新の方法について解説していきます。
DCT-WR100D を使い続けるには、定期的な更新が必要
「カロッツェリア DCT-WR100D」は、選ぶ利用期間によりますが、月額1,100円でWi-Fiが使い放題になる車載専用のルーターです。
通勤・通学時間が長い方やドライブ好きな方などにはとてもオススメできる商品です。
シガーソケット電源に接続するだけで使えますので、他の車へ載せ替えるのも簡単。
しかも、少し工夫するだけで走行後停車(エンジンOFF)しても60分間はWi-Fiが使用できます(ページ内リンク)。
シガーソケット周りをスッキリさせたい方は、直結コードも販売されています。
こちらの商品は付属のコードと違って本体差し込みソケットがむき出しではなく、しっかり保護されていますので見栄えが良いです。
このようにとても便利でお得な「カロッツェリア DCT-WR100D」ですが、ずっと使い続けるためには更新が必要なんです。
なお、DCT-WR100Dの後継機種のDCT-WR200Dが、2024年9月に発売予定です。
DCT-WR200Dの最大のUPグレードポイントとして、Wi-Fiスポットのエンジン始動時/停車時(エンジンON)接続時間が、2時間に改善されました。
しかし、DCT-WR100Dについても、
今後予定されているファームウェアの自動更新により、DCT-WR200Dシリーズ同様、停車時(始動時含む)の接続時間が最大2時間に拡大される予定です。詳細な時期などについてはまだ決まっておりませんので、しばらくお待ちください。
出典元:【車載用Wi-Fiルーター(2024年モデル)】DCT-WR200Dと、DCT-WR100D(2020年モデル)の違いは何ですか?(公式サイト)
とありますので、現行機種のユーザーも買い替えることなく、使い続けることができそうです。
DCT-WR100D の更新は2種類
DCT-WR100Dには期間の更新が必要なものが2種類あります。
- docomo in Car Connect の利用期間
- UIM有効期限
これらの期間は、docomo in Car Connectサイトで確認できます。
①のdocomo in Car Connectの利用期間はログイン直後のマイページ画面で、
②のUIM有効期限は、docomo in Car Connectの利用期間の更新をする最終確認画面で、
それぞれ確認できます。
②は、「マイページ」の「利用期間を選ぶ」→いずれかプランを選択して「手続き内容を確認する」で表示できます。
確認方法はパイオニアのホームページにもとてもわかりやすく詳しく書いてあります。
②の主回線期限とは、UIM有効期限のことで、UIMカードの通信利用期間のことです。
このUIMカードは、DCT-WR100Dを購入すると1枚付いています。
UIMカードの通信利用期間は、シガー電源に接続しエンジンオンして通電した当月+23ヵ月後の月末までです。
筆者は、本体の到着後、とりあえずシガー電源に接続して動作確認だけをして、約2か月後にdocomo in Car Connect の契約をしたので、UIM有効期限が無駄に2か月も減ってしまって大失敗でした。説明書は読まないといけませんね。
このことから筆者が学んだ注意すべき点は次のとおりです。
- 使い始める月に、シガー電源に接続しエンジンオンすると、UIM有効期限的にはムダがない
- 月初に使い始めると、UIM有効期限的にお得(月末が近い場合は月が替わるのを待った方がお得です。)
- ①docomo in Car Connect の利用期間と②UIM有効期限は関係なく、それぞれが独立している(ただし、②の期限が切れたら①の期間が残っていても利用できません)
それでは、①②それぞれの更新について、解説します。
更新その1:docomo in Car Connect の利用期間の更新
「docomo in Car Connect の利用期間の更新」は、 docomo in Car Connectサイトでお好みのプランを選択します。
プランは3種類です。
- 1日‥550円(税込)
- 30日‥1,650円(税込)
- 365日‥13,200円(税込)
最もお得なプランは365日プランで、1か月あたり1,100円(税込)です。
筆者もお得な365日プランにしています。
この場合、更新は年1回です。
この利用期間が切れると、本体のランプが赤点滅します。
更新その2:UIM有効期限(UIMカード)の更新
こちらは2年に1回の更新が必要です。
UIM有効期限が切れると、docomo in Car Connectサイトではこのような表示が出ます。
『通信モジュールの有効期限が過ぎています。引き続き当サービスをご利用の場合は、新たに通信モジュールまたはSIMカードをご購入ください。』
この表示が出ると、もうインターネット接続はできません。
今後も使い続けるためにはUIMカードの更新が必要となります。
本記事では、このUIM有効期限の更新について解説していきます。
UIM有効期限(UIMカード)を更新する方法
DCT-WR100Dに入っているUIMカードを取り出して新しいカードに交換するのですが、有効期限が切れる前にあらかじめ交換することは不可能で、必ず有効期限が過ぎてから交換することになります。
この有効期限が切れると、本体のランプが赤点灯します。
あらかじめUIMカードを入手しておく
まず、UIM有効期限が切れる前に、あらかじめ新しいUIMカードを購入しておくことをオススメします。
購入先は、専用サイト限定です。
車載用Wi-Fiルーター 通信サービス更新料(利用期間:最大2年)(UIM-100)
筆者の場合、注文して約2日後に届きました。
以下は、注文後に届いた電子メールの文面の抜粋です。
お届け商品:
(UIM_100)車載用Wi-Fiルーター 通信サービス更新料(利用期間:最大2年)(UIM-100)
数量: 1
単価: ¥5,000
<金額内訳>
商品の小計: ¥5,000
送料: ¥700
消費税: ¥570
——————
合計: ¥6,270
UIM有効期限が切れてから、UIMカードを交換する
UIM有効期限が切れると、Wi-Fiが使えなくなり、本体のランプが赤点灯します。
あらかじめ用意しておいたUIMカードと交換しましょう。
UIMカードを台紙からクルッと回して切り離します。台紙は後ほど登録作業で使用しますので捨てないでください。
- カードスロットカバーを開けると、期限切れのUIMカードが見えます。
- 期限切れのUIMカードをカチッと音がするまで押し込んで放すと、少し飛び出すので、まっすぐ引き抜きます。
- 購入したUIMカードを向き(IC面が下)を間違えないように差し込みます。
- スロットカバーを閉じます。
UIMカードの交換が完了したら車のエンジンをかけます。
起動後、ランプが赤点滅を繰り返していることを確認します。
このとき、2分間は電源を切ったり、UIMカードを差し替えたりしないでください。
docomo in Car Connectに交換後のUIMカードを登録する
登録方法は、パイオニアのホームページが一番わかりやすいです。
本体裏のQRコードをスマホで読み取り、docomo in Car Connectサイトにアクセスします。
dアカウントでログインし、新しいUIMカードを登録していきます。
ほぼ選択していくだけなので、特に難しいところはありません。
「ICCID」を登録する部分が、わかりにくいかもしれませんので、少し説明しておきます。
ここで入力する「ICCID」は、新しく購入したUIMカード(またはUIMカードの台紙)に記載の15桁の数字の頭に「8981」を付け足した番号です。
UIMカードは本体に差し込んでいて見れないため、カードの台紙を見てくださいね。
パープルの水玉模様の台紙の裏面のバーコードの下に記載されている15桁の数字が、入力する「ICCID」の下15桁の部分です。
「パスコード」は、本体裏面に記載されていますが、自動的に入力されていますので、変更は不要です。
契約書面交付方法を選択し、申込み内容に間違いないか確認し、最後に「この内容で登録する」をタップすると申込み完了です。
申し込み完了後は、「マイページ」へ戻ります。
交換後のUIMカードへ利用期間の引継ぎをする
docomo in Car Connectの利用期間が残っている場合は、利用期間の引継ぎをします。
この引継ぎ方法の説明も、パイオニアのホームページが一番わかりやすいです。
車載用Wi-Fiルーターの継続利用 | 車載用Wi-Fiルーター専用サポートガイド | パイオニア株式会社
ですが、一応説明しておきます。
- マイページの右上にある「メニュー」をタップします。
- 「利用期間の引き継ぎ」を選択します。
- 「引き継ぎ元のICCID」には交換前のUIMカードの番号を、
「引き継ぎ先のICCID」には交換後のUIMカードの番号を選択し、
「次へ」をタップします。 - 内容に間違いがなければ「期間を引き継ぐ」をタップします。
画像付き解説をご覧になりたい方はこちらをクリックしてください。
- マイページの右上にある「メニュー」をタップします。
- 「利用期間の引き継ぎ」を選択します。
- 「引き継ぎ元のICCID」には交換前のUIMカードの番号を、
「引き継ぎ先のICCID」には交換後のUIMカードの番号を選択し、
「次へ」をタップします。
- 内容に間違いがなければ「期間を引き継ぐ」をタップします。
これでUIMカードの交換とdocomo in Car Connectの登録と利用期間の引継ぎが完了です。
DCT-WR100Dを再起動する
最後に、DCT-WR100Dを再起動します。
再起動方法は、シガー電源を抜き差しするか、リセットボタンをボールペンの先などで3秒間押します。
再起動後は表示ランプが青点灯になり、Wi-Fiが接続できるようになります。
docomo in Car Connect で確認すると、【機器交換後の利用期限の引継ぎ中】の状態になっています。
引継ぎ処理は数日掛かるようですが、この状態でもインターネット接続は使えます。
これでUIMカードの更新はすべて完了です。
お疲れさまでした。
エンジンOFFした場合でもWi-Fiの使用はできる?
DCT-WR100Dは、走行後停車(エンジンON)の場合は、60分までWi-Fi通信が可能です。
エンジンOFFしても、電源が供給されていれば、60分までWi-Fiは使えます。
そこで、オススメするのがこちらの商品。エーモン 電源ソケット OFFタイマー機能付 1543
こちらの商品を車の常時電源・ACC電源・ボディーアースに接続し、このソケットからDCT-WR100Dの電源を取れば、エンジン停止後30分または60分の間DCT-WR100Dに電源が供給されるようになります。
そのため、走行後停車(エンジンOFF)でも60分までWi-Fiが使えるようになります。
タイマー付きなので、バッテリー上がりの心配もありません。
自宅で利用するならドコモホームルーター「home 5G」
当然ですが、DCT-WR100Dは自宅や職場など、車以外ではWi-Fiを使うことができません。
筆者なりに色々と調査しましたが、改造して自宅などで使う裏技はありません。
「車以外でもWi-Fiを使いたいよ~」という方は、改造はあきらめて他のサービスを検討することをオススメします。
もしも自宅で固定回線として利用するなら、「ドコモのhome 5G」がおススメです。
- 設置工事が不要でコンセントに挿すだけ
- データ量が無制限
- 5G高速通信に対応(5G通信は5Gエリア内に限られます。)
DCT-WR100Dと同様に、ドコモの回線が使い放題で、速度制限なしで利用できます。
また、DCT-WR100Dは4G通信ですが、ホームルーター「ドコモ home 5G
さらに、現在ホームルーター「ドコモ home 5G
自宅のインターネット回線の切り替えを検討中の方は、ぜひとも「ドコモ home 5G
最後に
今回は、DCT-WR100DのUIMカードの交換・更新方法について解説しました。
DCT-WR100DのUIMカードは必ず2年ごとに更新をする必要がありますので、本記事を参考にしていただければ幸いです。
それでは!